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2018年02月19日

一般財団法人沖永良部島e-taba未来基金 設立趣意

沖永良部島 e-taba 未来基金 設立趣意

沖永良部島は四方を海に囲まれ、古くは琉球国(ルーチュークク)に属し、また薩摩の影響も受けながら、豊かな自然の中で今日まで独自の暮らし・文化を育んできました。その原点は、島民同士が協働しながら自然に生かされていることを知り、自然を活かすことを楽しみ、自然を往なすという暮らし方のかたちでした。

しかし、経済的な成長とともに世の中が便利になり、多くの情報が駆け巡り、日本が均一化することにより、当たり前にあった島の暮らしがどんどん失われ、近い将来なくなる可能性が極めて高くなってきました。それは島が培ってきた文化そのものを失うことを意味します。

今、ますます厳しくなる地方財政の中、可能な限り無駄なお金を島外に流さず、島内で循環させ、島の中で仕事を生み出し、まずは島人が心豊かになることが前提で、その基本は「自足」の概念です。自足型の暮らしが基本にあり、そこから笑顔が生まれ、仕事が生まれ、子供が生まれ、お金が生まれ、域内外の交流が生まれ、結果として沖永良部島が多くの人にとっての憧れの島になると思うのです。島内では昔から「イイタバ(結)」の精神で地域が形成されていました。それは「個」が「輪」になって「個」を助ける、まさに輪の中を心が巡っていくお互いさまの仕組みです。
近年、自然環境の劣化を含め、島内の課題は多様化、複雑化しこれまで以上に島民と行政、そして島民同士が協働し、社会的な課題を解決することが必要になってきています。このような中、私たちは島の資源を最大限に活用し沖永良部島に根付いた「イイタバ(結)」の精神を受け継いで、「個」の持てる力をそれぞれに発揮しながら「輪」となって更に広く島つくりに参画し連携・協働していく必要があります。

そこで、私たちは子や孫が大人になった時にも笑顔あふれる美しい島をつくるため皆さん一人ひとりの想いがこもった「志金」で沖永良部島 e-taba 未来基金を設立することとしました。この基金は、自足の概念を基盤に「イイタバ(結)」の精神で、島の自然環境の保全、この島で暮らしたいというと思う次世代の育成、安心して島で子育てができ、教育を受けられる仕組みつくり、若者がこの島で働きたいと思える仕事つくりなどに皆さまの「志金」を活用していくものです。

豊かな自然環境と「イイタバ(結)」の精神が、島でこれからも失ってはならない 5 つの価値(「食」「自然」「集い」「楽しみ・遊び・学び」「仕事」)を育んできたことも明らかになってきました。この価値をよりよく後世へ伝え沖永良部島を「心豊かな憧れの島」とするためにも是非、この基金の設立趣旨にご賛同いただきますようお願い申し上げます。

「沖永良部島e-taba未来基金」設立準備委員会 
共同代表 福山大洋(和泊町商工会青年部長)
     清水昭善(知名町商工会青年部長) 

<準備委員>朝戸武勝(ファングル塾代表)石田秀輝(酔庵塾代表)大藏哲治(知名町町議会議員)外山利章(知名町町議会議員)根釜昭一郎(知名町町議会議員)福茂治(JAあまみ知名事業本部本部長)花輪富行(商工会事務局)川畑宏一(和泊町町議会議員)古村英次郎(おきのえらぶ島観光協会事務局)永野道也(知名町役場)今榮歌菜子(星槎大学事務局)前田純也(沖永良部スポーツクラブElove)釜優貴美(知名町地域おこし協力隊)宗岡理奈(知名町商工会青年部)



Posted by いいたばみらい基金 at 17:00│Comments(0)財団法人設立趣意
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